比較的軽い歯周病であれば、歯や歯の周りを清潔に保つ治療を続けることで治すことができます。しかし、炎症が歯肉の奥まで進行し、歯周組織の破壊がひどい場合には、歯周組織を回復させるための手術(歯周外科手術)が必要になります。この手術の際に、歯周組織再生誘導材料という手術治療を補助するための、歯科用の材料が使われることがあります。
エムドゲインゲル
エムドゲインゲルは、スウェーデンのビオラ社で開発された新しいブタ歯胚組織使用歯周組織再生用材料です。 エムドゲインゲルの主成分(エナメルマトリックスデリバディブ)は、子供の頃、歯が生えてくる時に重要な 働きをするたん白質の一種です。現在の科学水準に基づく高い安全性確保の下、幼若ブタの歯胚から抽出精製 したもので、2008年5月現在、世界44ヵ国で使用されています。